モゾウシ
最近、自分がカレーうどん好きだということに
気づいたY子です。
おすすめのお店があれば教えてやって下さいまし。
さて、この間、
ヤボ用で、いわゆるA3サイズよりも
もっともっと大きい紙を買いに行かねば!
となった時、ふと、
学生時代の自由研究やら壁新聞でよく使っていた
“模造紙”の存在を思い出しました。
しかし、改めて考えると
模造紙……模造の紙……??
何でこんな名前???
で、調べてみました。
模造紙とは、
化学パルプで抄造した上質洋紙。
1878年のパリ大博覧会に、
日本から大蔵省印刷局特製の
「局紙」(←紙幣・証券などに用いられる和紙)を
出品したところ、好評を得て
その後、ヨーロッパ各国にも輸出されました。
しかし、1897年頃にオーストリアの製紙業者が
亜硫酸パルプで安価な模造品をつくり、
これが「模造局紙」として日本に逆輸入、
さらにこれに対抗して、
1913年頃から日本の製紙業者が改良を加えて大量生産したものが
今の模造紙なんだそうです。
(参考/ブリタニカ国際大百科事典・Wikipedia)
なるほど、
模造に対抗した模造→さらに改良した紙
のことだったんですねえ。
厳密には模造しているわけでもないのに
100年以上“模造”紙と呼ばれ続けているとは、
ちょっと気の毒……
ところが!
この模造紙、地域によって呼び方が違うんだとか。
山形県 →大判用紙(おおばんようし)
新潟県 →大洋紙(たいようし)
富山県 →ガンピ(雁皮に由来??)
愛知・岐阜 →B紙
愛媛・香川 →鳥の子紙
鹿児島県 →広幅用紙(ひろはばようし)
ほか九州 →広用紙(ひろようし)
し、知らなかった……
社内でも調査してみなければ!
ちなみに、模造紙のサイズは
788×1091mmの四六判(しろくばん)の
大きさが多いそうですが、
これを32に裁断したサイズ(約127mm×約188mm)が
単行本に使われることが多いので、
単行本を「四六判」と呼んだりもするのです。
お、何か編集部ブログらしい美しい終わり方だ〜!
(自画自賛)
誕生日
突然ですが、私、四月生まれです。
いや、ありがとうございます。そんな、お祝いの言葉なんて。
もう何か月たったと思っているんですか。
……というか、それだけブログを書いていなかったことに驚愕しております。
久し振りの登場、申し訳ございません
(テヘペロ)
……で、話を戻しますと、そのためか、四月はとても好きな月で、
個人的に調子が良く感じたりします。
お花見にも行ってきました。桜が一番好きな花です。
はっ!そういえば本の誕生日はいつになるのでしょう?
というのも、普通に考えればそれが奥付に記されているのですが、
これ、実際の発売日とはちょっと違うことがありませんか?
かくいう五月刊柴田哲孝先生著『秋霧の街』も、
発売は5月15日ごろでしたが、奥付は5月20日だったりします。
6月刊の文庫も先日13日ごろに発売されましたが、奥付は6月20日です。
まあ月は一緒なのですが、これ、発売が25日だったりすると、
翌月の10日が奥付だったりするのです。
なぜこのようなことになるのでしょう。
これだと、いつお祝いしたらいいかわからないですし、
ひいては誕生石などで売れるよう運気を高めようとしても決められないじゃないですか!
ということで、営業部にインタビューしてきました。
Q、何故発売日と奥付の日付が違うのですか?
A、昔の名残もありますが、取次さんへの搬入日と実際書店さんに届けられる日にタイムラグ
があるため、なるべくそれを無くし、少しでも正しく、そして新しい本に見せるためです。
そんな理由があったんですね〜。
新しもの好きの日本人に、少しでも手に取ってもらうための努力!
それなのに編集の私が誕生石に力を貰おうなどと簡単な手に逃げてはなりませんな。
皆様の手に取っていただけるよう、地道な努力を続けてまいりたいと思います!
私立探偵・神山健介が辿ってきた四つの季節。
軍鶏道場で「若軍鶏」と呼ばれた大村圭二郎の飛躍。
それぞれ皆様どうぞお楽しみください!
検印廃止?
こんばんは。
暖を求めて、湯たんぽの購入を真剣に検討しているY子です。
はぎはらさんにもプレッシャーをかけられたので、
たまには、出版トリビア的なネタをば。
ご存じの方はご存じかと思いますが、
ちょっと古い本の奥付を見ると、
こんな表記があったりしますよね。
そう、ここの四角いところです
↓ ↓
何かを廃止したのは分かる・・・けど、
なんでわざわざ四角いワクを作ってあるんだろう??
と、Y子は子どもの頃密かに思っていたりしました。
この「検印」というのは、
偽版の防止策として著作者が
発行の承認と、部数の確認のために押す印のことです。
この検印の数に基づいて著作者にギャランティーが支払われました。
さらに、発行部数によるギャランティーを“印税”というのも、
この“検印”からきているわけです。
これが実際の検印です
↓ ↓
ハンコはこれを使うと決めた1つしか使えなかったそうで、
これを何千も押すのは、さぞ大変だっただろうなあ・・・
今見ると、出版社ごとの検印紙もアートな感じで楽しいですね。
検印は、日本独自の慣例でしたが、
昭和40年頃からは省略されるようになり、
その断り書きとして、奥付に「検印廃止」「検印省略」などといれるようになったわけです。
私が謎に思っていたワクも、検印が貼られていた名残だと思えば、なるほど、と。
今は「検印廃止」「検印省略」の文言さえもめったに見られなくなりましたが、
こうして、書棚にある古い本の奥付を見比べるだけで、
日本の書誌の歴史の一端が見えるというのも
なかなか面白いですね〜

